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zoom RSS (あるblogを読んで)「いい加減な気持ち」で反対しているのではないんです。

<<   作成日時 : 2005/03/05 00:36   >>

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単純な問題ではありません。(外来種規制)http://blog.goo.ne.jp/0502sy/e/3d4140ec09b1442e88d0129e2454e0ac を読んで。

生物多様性条約と特定外来生物被害防止法については、非常に難しい関係にあると思います。
 ただ、私は、一人の釣り人として、「いい加減な気持ち」で「特定外来生物被害防止法・オオクチバス指定リスト入り」に反対しているのではありません。

 特定外来生物被害防止法の目的は、生態系の保護(言い換えれば生物多様性の保全)・人体や生命の保護・農林水産業の発展に寄与し国民生活の安定を図る、の三つです。世論では、このうちの生態系保護だけが一人歩きしてしまい、その対極にあるとされるオオクチバスだけが、マスメディアによってクローズアップされています。

知られていないようですが、「特定外来生物被害防止法」の制定と「オオクチバス」の指定に、一番大きな影響力を持っているのは、生物多様性を研究なさっている方々の団体ではなく、「全国内水面漁業組合連合会」(会長は、「桜井 新」と言う自民党の国会議員です。)http://www.naisuimen.or.jp/と言う団体です。

この団体は、生物多様性を保つために法の制定に尽力しているのではなく、「配下の各漁協の管轄する水域における、収入源となる魚種の保護」(それだけではないですが!)のために「オオクチバス」の駆除、ならびに「カワウ」の駆除を推進しています。
彼らの守ろうとしているのは、日本固有の在来種ではなく「売れる魚、つまり益魚」であり、その「益魚」を食べる「オオクチバス、つまり害魚」「カワウ、つまり害鳥」を駆除したいのです。これは、もう10数年前から変わっていません。各漁協の組合長さん方の発言からも分かります。

 そして、それらの漁協が「増殖」しているのは、全国へ売られている琵琶湖固有種のアユ、中禅寺湖で初めて養殖された外来種のニジマス、人の手によって品種改良されたヘラブナがほとんどです。生物多様性とはかけ離れていると思いませんか。
 さらに、オオクチバスの第五種漁業権を持った漁協や、その漁協を利用する方(釣り人)、漁協の基盤となる地域の自治体が漁協と協力し合い、観光資源として有効活用し地域振興に役立てています。これは、法律の趣旨に反するのでしょうか?

 つまり、この問題の争点は、「生活の安定」が大半を占めてしまっており、全国内水面漁協組合連合会が賛成派、釣り人とその周囲の人々が反対派と言う構図を作ってしまったのです。この部分に目を瞑ってしまっては、正しい議論になりませんし、生物多様性を主張される方々が、「カワウ」の駆除を推進する団体と共闘する姿は、考えたくないですよね。

 生物多様性の保全は、世界の課題である事は間違いありません。ただ、先進各国においては、それぞれが持つ国土の全てに生物多様性を求めるには無理があると思います。文化・生活習慣・保全の費用、その他様々な要因を考慮しながら、まずできること・まずやらねばならない地域の取捨選択をしていく事が大切と思います。

 その意味で、釣り人は、防除に当たっては、全国一律に駆除するのではなく「オオクチバスを有効利用する水域と駆除すべき水域を分離する=いわゆるゾーニング」提案をしてきました。しかし、諮問委員会において半年かけてその議論を煮詰めようと言う矢先に環境大臣の発言によって打ち切られてしまい、「現時点」では、反対を表明している訳です。この部分の話し合いがもたれれば、釣り人側は、大筋、賛成派になると思われます。

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タイトル (本文) ブログ名/日時
「外来種被害防止法」
固有の自然環境を守るための「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来種被害防止法)」が六月から施行されます。 「特定外来生物」は、繁殖力が強く、在来種を捕食する、日本本来の生態系を ...続きを見る
ヤースのへんしん
2005/03/05 22:47
釣り業界が扇動?特定外来生物規制法に対してバスに大量反対意見
 正直、釣り業界と釣愛好者?スポーツフィッシングをしている人たちは、責任と義務わ ...続きを見る
秋沙のココログ既知ログ
2005/04/06 06:57

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
初めまして

あなたのように論理立てで反対している人がいると言うことに私としては、感銘と安心を得ました。
最近、ただ単にバスフィッシングの何が悪いと言う論点が完全に失われている反対を目にする機会があり、そのあまりの酷さに閉口してしまっていました。そこにこの記事を見つけたので一言もの申すと言う感じで問題提起をしてみました。
「ゾーニング」など仰ることは良く理解できます。確かにその通りです。しかし急進的な環境論者がいる以上、難しいのではないでしょうか。
環境大臣も国が「環境立国」を目指している以上環境論者を無視は出来ないでしょう。そうなれば、やはり釣り愛好家も理論武装をする以外ほかに道はないと考えます。
この問題については、ほかの問題(遺伝子組換え)にも絡んできますのでまだ追いかけようと思っております。

最後に拙い文章を読んで頂き、貴重な意見まで頂きましたことをここに感謝します。



矛盾の矛は何を貫く
2005/03/05 02:54
あのようなボログにトラバしていただき、ありがとうございます。
管理人さんがリンクされているブログや、管理人さんのブログを目を通させていただきました。
え〜、まず前提として聞いておいていただきたい事は、七紙ははっきり言って『バカ』なので。
というより、自分にとってあまり興味の無い事について、知識が入ってこないので、今回の問題についてよくわかっていないです。

それを前提でお話させていただきますが、管理人さんは
1、まず今回の法整備の裏が気に食わない。
2、生態系の保護が大切であるとわかるが、駆除はしてもらいたくない。
3、一斉駆除ではなく、棲み分けのような方法をとりたい。
と言った所を問題点としているのでしょうか?
七紙1
2005/03/06 00:12
七紙は釣りをやりませんが、祖父は大の釣り好きで、よく鯉を釣っていました。
今から10数年前から、祖父は今回の問題を悩んでいました。ブラックバスが凶暴な魚であり、釣りがしにくくなった事を七紙は聞かされて育ちました。
多分今よりも数は少ない時期から言われていたので、今現在はよっぽどなのでしょう。(祖父は10年前に亡くなりました。)
はっきり言って、今回のような状況にしてしまった(外来種が在来種を淘汰する)事自体が問題なのですが、このような状況になってしまった以上、何かしら手段をとらないわけにはいかないと思います。ですので、裏がなんであれ、必要なことであったと思います。

あと、オオクチバスだけがクローズアップされたとありましたが、確か最初に考案された時点ではバスが入っていなく、今回の整備で確立したものになったから、クローズアップされている点もあるのでは??

多分、今回『駆除する』といっても、そう簡単にはいきません。
ゴキブリがいくら退治しても出てくるのと一緒で。
一度乱れた生態系を戻すことは不可能なことかと。
そう考えると悲しい事と思ってしまいます。
七紙2
2005/03/06 00:14
非難のようになってしまい申し訳ありません。
ただ、七紙的にはどうしてそこまで『駆除したくないのか』わからないので。
自分がいっている事が全て正しいとは思っておりませんが、『駆除したくない方の理由がはっきりしないので。』
小事ではなく大局を見なければならない問題かと思いまして。
失礼しました。
七紙3
2005/03/06 00:14
「矛盾の矛は何を貫く」さん、
「七紙」さん(http://blog.goo.ne.jp/non-vow/e/adbd8a366573055af4043aef40102fcf)、コメントありがとうございました。
One of Bassers
2005/03/06 02:50
「七紙」さんのご質問にお答えいたします。「小事ではなく大局を見なければならない問題かと思いまして。」と言うところに込められた意味は、『特定外来生物被害防止法において「生態系の保護」が最優先の課題であり、「オオクチバスの駆除」は、些細な事、何をそんなに、反対するのか?』と言う事かと思います。
この法律の目的は、生態系の保護(言い換えれば生物多様性の保全)・人体や生命の保護・農林水産業の発展に寄与し国民生活の安定を図る、の三つです。このうちどれ一つも蔑ろにしてはならないことであります。
オオクチバスの漁業権を持つ漁協や、その漁協を利用する方(釣り人)、漁協のある地域の自治体が、漁協と協力し合い、観光資源として有効利用し地域振興に役立てながら、収入を得て生活しているのです。「農林水産業の発展に寄与し国民生活の安定を図る」の文言に照らし合わせ、漁協・釣り人・地方自治体および商工会・観光協会・その他の販売サービス業に携わる方々(国民)の生活の安定をいともたやすく奪う権利は、誰も持たないと思います。
One of Bassers
2005/03/06 02:54
従って、「オオクチバスならびにコクチバス」の防除について、具体的に議論され、上記の方々の生活の安定が確保されるような方法が確立されるまでは、「指定に反対」いたします。
One of Bassers
2005/03/06 02:55
具体的なご説明、ありがとうございました。
つまり「生態系の保護」を訴え、オオクチバスを駆除を掲げているが、この法律では「農林水産業の発展に寄与し国民生活の安定を図る」事も訴えている。
しかし、あるところではオオクチバスは観光資源として地域振興に役立っているではないか。
その権利を同時に奪う事になっているぞ!
そこに関わっている方々の生活を脅かすことになるぞ!・・・ということですね??

ん〜。難しい問題ですねぇ、そう考えると(ーー;)
七紙4
2005/03/06 09:47
バスに関わっていない七紙には、3つある目的の「生態系の保護」は、まだ身近に感じられるため、最優先の目的と見てしまいがちです。
オオクチバス(以下、バス)に関わっている人々の生活を考えると、簡単には指定できませんね。
ただ、バスの現状を考えるとこのまま無視しておいても良いのでしょうか?
この他の魚類で生計を立てている人はどうなのでしょう?魚食性が強い、繁殖力が強い、こういった文章を図鑑でよく見ますが。(http://www.agri.pref.kanagawa.jp/suisoken/naisui/fishfile/ohkutiba.htm)
七紙5
2005/03/06 10:08
この問題では、七紙の知識不足が否めないので、多くを語れないことが残念です。
コクチバスは指定されているのでしょうか?(イワナ、ヤマメ、ヒメマス等への影響は)
やはりバス釣りの主流は「キャッチ&リリース」なのですか?(生態数は減少するのか)
地域振興に携わっているバス釣りの多くは「釣堀(閉鎖空間)」なのですか?それとも「川、池(開放空間)」なのですか?(他生物への影響への配慮)
現状を見る限り、歩み寄りが必要かと。政府も、漁業関係者も。
駄文、失礼しました。
七紙6
2005/03/06 10:08
「現状を見る限り、歩み寄りが必要かと。政府も、漁業関係者も。」
これが一番大切ですよね。
「オオクチバス、コクチバス、そしてチャネルキャットフィッシュ」どれについても同様の問題点を持っています。これらすべてに「100かゼロか?」と言った議論になりがちですが、釣り人は、「100かゼロか?」を望んでいません。様々な事情(自然・経済・文化・生活習慣など)を考慮し「指定に賛成・反対」それぞれの意見を持つ方々が、それぞれに納得できる妥協点を探すための議論を望んでいるのです。
One of Bassers
2005/03/06 11:22
T/B有難うございました。貴記事を読んで啓発されるところがありました。いろんな主張があり、また自分と異なる意見に耳を傾けることが民主主義の基本だと思います。
 オオクチバスの問題もご指摘の通り単純な問題ではありません。また「特定外来生物」に指定しても「生態系の問題」が即解決するわけでは勿論ありません。釣り人や業者の協力が不可欠です。いろんな意見をもった人達の建設的な話し合いが益々重要になると思います。
とーさん
2005/03/07 11:17

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