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zoom RSS ブラックバス問題シンポジウム「釣り人が考えるブラックバス問題」

<<   作成日時 : 2006/05/30 00:26   >>

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昨日、例の
ブラックバス問題シンポジウム「釣り人が考えるブラックバス問題」
に行って参りました。
で、本来であればこの場で、シンポジウムの内容についてレポートすべきところでありますが、この手のシンポジウムについては、私よりも適任と思われる方が多数参加しておられましたので、詳細なレポートは、諸兄のブログにアップされると推測されますので、私の方は、感想のみお伝えすることと致します。


まず、全体的な雰囲気については、
「昨年のバシンポジウムの対極にある方々の自己満足のための企画」
と言ったところです。内容については省きますが、全体の流れの中においての「テーマ」、「パネリストの人選」、「進行」のどれもが準備不足な感が否めませんでした。
各々のテーマにある通り、様々なジャンルの釣り団体の方々が、予定されたプログラムに沿って発言していただけるものと期待しておりましたが、高田弘之氏が体調不良のため欠席され、そのパートを秋月岩魚氏が埋め、その変更によって予定されていた秋月氏の「ライセンス制度とバス釣り規制」については省略されましたこの時点で、ある意味、私にとって今回のシンポジウムは、終わっていました。
実際の内容についての感想は、ざっと以下のようなものです。

濁川氏が、冒頭の挨拶の中で、『バス問題の報道を見る限り「釣り人対漁師の問題」として扱われる場合が多い。しかし、釣り人たちすべてが、バス擁護を訴えているのかと考えた場合、現実的ではなく、「バス利用反対」を唱える釣り人団体も存在する。今回、それらの団体の代表者に集まっていただいたので、その辺りを検証したい。』と言った主旨説明されたのですが、これが後に発言される各団体の代表者には、あまり理解されていないようでありました。
桜井女史の基調講演
『バス問題と薬害については、世界に例を見ない大問題であるが、いずれにも共通するものとして、「日本(の文化・風土・生活)を大切にしない」・「お金に振り回され、的確な判断や行動がされていない」と言う面があり、これ等が、「外来魚の拡散」・「HIV、肝炎」といった惨事を招いた。』
と言った、一見センセーショナルな物言いでありましたが、結果的には、「日本全体が利益優先の経済活動を容認したが為に生まれた弊害である」と述べただけで、バス問題特有の事情や解決策になるであろうヒントを提示するなどは何もなく、多くの社会問題が抱える一般論を指し示しただけに終わったと思います。
●各パネリストの発言について
吉田よしみ(NPO法人自然を考える釣り人の会代表)、沢渡 要(日本鮎毛バリ釣り団体協議会会長)、村越 正(東京勤労者つり団体連合会会長) の御三方が発言された中で共通していたのは、「バスの食害によって自分たちの釣り対象魚が激減している。これは誠に許しがたい。」と言った程度のものであり、「釣り人のエゴのぶつかり合い」を強調するだけであって、何ら発展的な思考は持ち合わせていない事を強調する結果に終わってしまいました。そんな中、特に印象的だったのは、沢度氏の「鱒類は既に帰化が終わっている為、外来魚としての問題はない」と言う発言でした。これは、これまで、バス擁護派が何度となく繰り返してきた発言と何ら変わりなく、仮に沢渡氏が、バスブームの世代に生まれていたなら、バス擁護派になっていたであろう事を確信させる一言であった思います。釣り人の性という事なのでしょうか…。
細谷和海氏(近畿大学農学部教授)の講演について
彼の発言で伝えたい、おそらく一番重要な事は、「バス釣りは社会悪である」と言うことでしょう。彼の言わんとする事も理論的には分からなくもありません。しかし、実社会において、生物学だけが、各国の民度を図る物差しではないだろうと感じました。生物多様性を守るためには、「バス釣り禁止が最善の方法」であると言い切ってしまう所に、彼の力のなさが伺えた気がします。
彼の発言で、最も印象的だったのは、『多くの外国のサイエンティストの集う会議の席で、「わが国の中では、オオクチバスを経済利用しようとする考え方がある」と言ったところ、『それが事実なら、あなたの国は、三流国だ。』と言われた」と言うものである。これについては、おそらくこうであろうと言う推測は出来ますが、ここで書いてしまうと「誹謗中傷」と捉えられる事が予測できるので、省略します。
こう書くと、否定的な感想ばかりではありますが、細谷氏の理論が、魚類グループの意向に果てしなく近いと言う現実もあるわけです。

●まとめ
やはり、濁川氏の生多研が企画する防除の為のシンポでありますから、自ずと方向性は決まってくるのでありましょう。予想通りの展開でありました。
で、私としては、その方向の是非はさておき、「こういったシンポに参加すべき団体や人は、本来誰なのか?」ということを「理解すべき人達が理解していないこと」が大問題だと思うのです。コーディネーターの濁川氏でさえ、最後の質疑応答の時間には、「バス釣りをされる方のご意見・ご質問を是非いただきたい」と押している時間の中、何度も発言の機会を作っておられました。残念ながら、私の見る限り、日釣振・バスプロ団体等などに席を置く方々はお見えになっておられないようでした、非常にもったいなかったと思います。
バス利用の立場に身をおかれる業界の方々からすれば、「バス駆除の為のシンポに用はない」と言う気持ちなのでしょうけれども「バスという魚の立ち居地」が確定された現在、それを利用しようとする立場が、自ら発言し、その是非を問い、より現実的な妥協点を見い出す努力をしない限り、バス釣りに未来はありません。
バスという魚の立ち居地が、「社会悪」という招待席に落ち着いてしまう前に、ソフトランディングできる場所を探そうではありませんか、諸先輩方。

●そして、番外編
今回のパネリスト以外でバス問題にかかわる方々がたくさんいらっしゃるのは、誰もがご承知の通りであります。今回、私にとって、特に有意義であったのは、会場を離れた後、バス問題に特別深く関わって居られる方々と、シンポジウムに費やした以上の時間(wを共有する事が出来、貴重なお話を伺えたことであります。
あらためてお礼申し上げます。

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立教釣り人シンポ
http://www.ne.jp/asahi/iwana-club/smoc/bass-sub08.html 立教大のシンポにお邪魔しました。 ...続きを見る
底抜けブラックバス汁
2006/05/30 10:21

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
できれば、相反する立場の方もそういったシビアな場所にもっと参加しておくべきですが、良くも悪くも割と予想どーりという感じです。
私はどちらかと言うと「貴重なお話」の方に、より興味がありますね(w
お疲れ様でした。
CHAOS-DIVER
2006/05/30 00:44
あやしいカプセル食った仲、ですか(w

2006/05/30 00:48
細谷氏の発表と、その他のパネリストの方々の公演内容を合わせて考えると、バス問題と同じことが別の魚種で起きても驚かないなって感想を持ちました。

細谷氏には、そのあたりの問題の指摘を強くしていただき、参加者に注意を促していただきたかったです。
Shu
2006/05/30 00:55
ワームオイルの味がするカプセルw

いいのか俺って思いながら、行きたい店に連れて行ってしまいました。
すいませんといいつつ、次はナマズ食いに行きましょうw
Shu
2006/05/30 01:18
お疲れ様でした。
「…私よりも適任と思われる方が多数参加しておられましたので、詳細なレポートは、諸兄のブログに…」
なんか譲り合いしてません?(w

けれども(譲り合いをしている割には?)、ブラさんところとかなり違ったとらえ方をしていて、大変興味深いです。

「どっちもどっち」なのかなぁ、なんて感想を持ってしまうあたりに、バス問題の難しさがあったりして。
ノラネコ
2006/05/30 01:24
shuさん、ぶら汁さん、
お疲れ様でした。
あのカプセルは、一体なんだったのでしょう?(w お店のロゴに使われている位ですから、自信作なのでしょう。
私には、ワームオイル以外の何物でもなく感じられました。遠い記憶を辿ってみても、「咳止め」位しか思い出せません(w

ノラネコさん、ご無沙汰です。
ブラさんとshuさんが、バス利用者として勘違いされてしまうくらいの空気ですから、私の出る幕ではありません(w
ただ、最低限言える事があるとすれば、今回のシンポジウムの濁川氏のコーディネイトは失敗だったと言うことでしょうか。
生多研らしからぬ準備不足の露呈でした。
それから、こういった場に、「擁護派」と言われる方の参加がないこと自体、問題と感じます。
One of Bassers.
2006/05/30 22:14

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